演奏が終わっちまう前に…(バンドアンサンブル練習でのポイント:ベース編)

ここまで熱心に練習を重ねてきた皆さんはうすうす気づき始めていると思いますが、ベースは単体で弾いていても何も面白くありません。
よほど特徴のあるリフでもない限りは、ベースを弾いているのをはたから聴いてもなんの曲かはわからないものです。
っていうか、巷に溢れている音楽でそんなにベースがくっきりと聴こえているなんて事はほとんどありません。
お店のBGMならまず聴こえないし、イヤホンで聴いていても電車に乗ったら真っ先に聴こえなくなるパートです。

つまり、バンドで合わせてみてナンボのパートなので、バンドで合わせて音を出す事を楽しみましょう。

「STAGE3-4 リハスタ天国」でも音量バランスについて書きましたが、ベーシストという立ち位置からもう一歩踏み込みます。
単体で弾いても面白くないと冒頭でも述べましたが、では何のためにこの楽器の存在は必要なのかという哲学に挑戦します。
つまりは他の楽器が演奏しやすくするため、ひいてはバンド全体の演奏、合奏の出来を左右するためにこそ必要なのだと思っています。
逆に言えば、思いっきり語弊のある言い方をするならば、それ以外の役割は求められていないんです。
鰈は泥にまみれるのが仕事です。 全力で泥にまみれましょう。
歌が歌いやすいような、ギターが弾きやすいような、ドラムが叩きやすいような音量を心がけて演奏してみましょう。
聴こえないと言われたら上げて、うるさいと言われたら下げます。

流れるように華麗な歌やギターソロも、パワフルで重みのあるギターのリフやドラムのリズムも、しっかりとしたベースが存在しないとすべてがへっぽこに聴こえてしまいます。
ベースばかりが目立って聴こえるバンドはカッコ悪いですが、ベースの存在感が無いバンドはそれ以上にカッコ悪いので、音量、タイミング、音の選択などに気を使うのです。