血まみれ練習ロックンロール/ベース編

「血まみれ内臓ロックンロール」奏法解説 by犬神ジン

【イントロ】

こういったギターリフがメインの曲の場合はだいたいベースもユニゾンフレーズにして厚みを出すのが普通なんですが、なぜか(いや、ちゃんと意図はあるんですが)この曲は違った事をしています。
基本的に全小節同じで最後の1小節だけキメが入るので、最後の4小節分の楽譜を載せておきます。

この楽譜通りに弾けばとりあえず間違った音は出ていないんですが、各小節2拍めの3弦7フレットE音は人差指で押弦して発音直後からダウングリス、その直後の4弦7フレットB音は薬指でアップグリスしていって拍のアタマにちょうど7フレットに来るようにするとドライブ感が出ます。
最後の小節の終わり4音はドラムのフロアタムのキメに合わせます。
音の並びはジャニス・ジョプリンの「Move Over」から持ってきています。
楽譜1

【Aメロ】

ブレイクに合わせて、ドラム・ギターと同じリズムの一体感で音圧を出しましょう。
2小節めにある4弦3フレットG音はクォーターチョーキング気味にワイルドなビブラートを決めよう。
4小節めの3拍目の3弦1フレットBフラットは、ゴースト気味に3弦開放を入れて次の瞬間に1フレットをハンマリングすると重みが出ます。楽譜2

【Bメロ】

Bメロは打って変わってギターとユニゾンです。
しっかりタイミングを合わせて弾きましょう。
1小節めの3拍め、3弦6フレットのEフラット音は普通に考えると大きく開く運指になりますが、その直前の音の5フレットからスライドして(右手はきちんとピッキングする)押さえるとドライブ感が出ます。
後半の4弦開放E音はたまに16分音符にしたりハーフミュート気味にすると重みが出ます。
楽譜3楽譜4
後半のサビに繋がる部分の譜面も。
唯一16分音符の部分は5フレットから7フレットにかけてスライドするかハンマリングにして2音めはピッキングせずにスピード感を増しましょう。

【サビ】

サビはメロディーラインとなんちゃって対位法のベースラインになっています。
スキあらばグリスを入れて粘っこく演奏しましょう。
楽譜5

【ソロ】

ここにきてようやくリズムギターとユニゾンになります。
楽譜6
楽譜7
と、譜面2個書きましたけども、どちらも音は同じです。僕はどちらのパターンを弾くこともあります。
例えばストラップの長さによってもどちらが弾きやすいか変わるし、指の長さや手の大きさによっても難易度が変わります。
同じ条件で弾けてもニュアンスは異なってくるので、「厚みを出したい」「メリハリを出したい」など、音響環境のコンディションや聴衆のテンションによって使い分けられるように違いを認識してみると面白いと思います。
そしてどちらのフレーズでも、ここからグリスやハンマリングなどを仕込んでいくとまた印象が変わるので、選択肢は無限に広がっていきます。いろいろ試してみよう!