楽器を買うのはスターの宿命(楽器選び/ドラム編)

ドラムを買おう! by犬神明

【スティック】

いやいや、ギターやベースと違ってドラムは最初っからセットを全部買い揃えなくてもいいんだよ。まず自宅でドラムを練習するのは音がデカ過ぎて無理だ。練習スタジオに行けば立派なドラムセットが用意してあるし、本番ではライヴハウスのドラムをレンタルするのが普通だ。
そんなわけでキミが買わなきゃいけないのはスティック2本だ。だいたい2本で1000円くらいだよ。といってもいろんな種類のスティックがあるので悩むよね?
最初は太さ14mmのスティックがいいだろう。材質はヒッコリーがオススメだ。先端の形は丸形がいい。
そして、なるべく重量の近い2本を選ぶ事だ。俺はスティックを指先で軽く持って頭をコンコンと叩く。何本か試してコンコンの音程の近い2本を選ぶようにしている。あと、曲がってるスティックも叩きにくいものだぜ。これは床にスティックを転がしてチェックする。まず、ここからドラムを始めてみようじゃないか!

【キックペダル】

スティックの次に買うものといったらバスドラムを演奏するためのキックペダルだ。キックペダルは機種によって踏み心地が全然違うものなんだ。同じ機種でもドラマーごとにバネの強さやビーターの長さが違ったり、パーツを交換してカスタマイズしたりするので、マイペダルを持っていた方がいいんだ。ダブルチェーンなどの高級なペダルは動きが安定しているので音もブレないが、強弱の微妙なニュアンスが出しにくいんだ。だから俺は華奢なシングルチェーンのペダルを使ってる。こっちの方が値段も安いし踏み心地もいいんだ。

【スネアドラム】

スティック、キックペダル、その次に買うとしたらスネアドラムだ。だいたいリハーサルスタジオやライブハウスにある貸し出し用のスネアドラムは音の鳴りが良くない事が多い。まあいろんなドラマーがチューニングするので皮のテンションがメチャクチャだったり、5年くらい皮を張り替えてなかったり、スナッピーが切れていたり、メンテナンスされてない場合がある。そんなときのためにも自分のスネアドラムがあった方がいい。
スネアドラムはもっともドラマーのこだわりが出る楽器だ。しかし、最初に買うなら、まず標準サウンドを知るためにも普通のスネアがいいよ。胴の材質はスチール。胴の深さは5インチ、ボルトは10テンションのものにすること。ヘッドはREMO社のコーテッド・アンバサダーがいいだろう。値段が安かろうが高かろうが、チューニングでどうにでもなる。ちなみにチューニングは裏も表も強めに張ること。スナッピーも少しキツく張る。これで間違いはない。スネアはまずデカイ音を出すことが大事なんだ。どんなに音のいいスネアでも、バンド・アンサンブルの中で抜けて来ないと意味がないぜ!

【チューニングキー】

おっとっと!大事なアイテムを忘れてた。こりゃまた失礼! ドラマーの必需品といえば「チューニングキー」だ。
タイコの皮を張ったり緩めたり、ハードウェア類の角度を調整したり、ツインペダルを組み立てたりするには、チューニングキーが必要なんだ。なのでドラマーは必ずキーホルダーにチューニングキーを付けているものだ。逆に言えば、キーホルダーにチューニングキーをぶらさげている人はドラマーに間違いない。チューニングキーは実用品であり、ドラマーの証だ!
ひとつ300円くらいで売っている。